Short and Sweet

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朝倉かすみ『満潮』(2016)を読んだ

寒いのだか暑いのだかよくわからない天気が続く。

朝倉かすみ『満潮』を読んだ。

満潮

満潮

 

わたし、ひとがわたしになにをしてもらいたがっているのか、分かるの。
人に迎合し、喜ばせることが生きがいの眉子。彼女の結婚式で配膳係のバイトをしていたコミュ障で自意識過剰な大学生茶谷は、美しい花嫁姿の眉子に一目惚れをする。そして眉子の夫に取り入り、彼女に近付いていく。眉子は必ず僕を好きになる――。眉子。茶谷。眉子の夫。絡み合う三人の関係は? 眉子がかつて体験した、強烈な過去とは? 真実と心の闇は、着々と明かされていく。
とにかく、きみは、一度でいいから、ぼくとデイトしてみればいいんだ。(光文社より)

人が望みを満たすことに生きがいを感じる美しい女性、眉子。

自意識過剰で妄想癖のある(といっていいと思う)一流大学生、茶谷。

物語は二人を軸に、視点を変え、話し手を変えながら展開されていきます。

個人的には眉子の結末が気になって読んだという感じ。

過度に従順な眉子の最後はどうなるんだろう?幸せになれるのだろうか?

ちなみに「満潮」とは「潮が満ちて海面が最も高くなる状態。高潮。みちしお。」のこと。*1

朝倉さんがこの本を書いたきっかけも興味深い。

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