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A Lazy English Learner's Blog

楽しいことがあったり、忙しいと、すぐに英語をなまけてしまう人のブログ

宮部みゆき『魔術はささやく』(1989)を読んだ

拍動性耳鳴りと頭痛が酷いので、ここ最近病院に行っている。

耳鼻科に行ったら、耳はなんともないということだったので、念のため脳神経内科MRIを撮ってもらった。結果は後日。

こっちも、なんともないといいな。

こちらのブログで紹介されていた、宮部みゆき『魔術はささやく』を読んだ。

魔術はささやく (新潮文庫)

魔術はささやく (新潮文庫)

 

それぞれは社会面のありふれた記事だった。一人めはマンションの屋上から飛び降りた。二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。さらに魔の手は四人めに伸びていた・・・・・・。だが、逮捕されたタクシー運転手の甥、守は知らず知らず事件の真相に迫っていたのだった。日本推理サスペンス大賞受賞作。

日本推理サスペンス大賞受賞作。しかも、宮部みゆき

なんだかすごい本を手に取ってしまったと思った。これで面白くないわけがない。

・・・と思って、期待はずれなこともあるのだけど、この本は実際、面白かった。

前に読んだ太田忠司の『僕の殺人』は自ら動くタイプの主人公だったが、こちらは巻き込まれタイプと言っていいと思う。

もちろん自分でも動くのだけど、周りの環境や状況が最大限に活かされている。

幼少時代に知り合った”じいちゃん”の仕事も、書店でのアルバイトも、無駄なものがなにもないのだ。

そういう意味では、物語内で世界が完成されているとも言えるかもしれない。

本の外の世界にいる、守のことを考えた。

そして、運河と。