Short and Sweet

英語のこと、本のこと、日々のこと

佐野洋『密会の宿』(1983)を読んだ

佐野洋『密会の宿』を読んだ。

密会の宿 (徳間文庫)

密会の宿 (徳間文庫)

 

 厚子は帳簿をつけていた手を休めて、ホープを口にくわえた。隆と知り合ってから、喫うようになったのだが、いまでは喫煙量もかなりふえている。

 <そのわりには、ちっとも痩せてくれない>そんなことを考えながら、腰の回りに手を当ててみる。この中年肥りは、もはや、どうにもならないのだろうか? 改めて、三十七という自分の年齢を意識した。

連れ込み宿で起こる七つの奇妙な事件。探偵役は女将の厚子とその恋人、隆。

以下、収められているタイトル。

  • ご内聞に
  • 乱れた末に
  • 残念ながら
  • お手をどうぞ
  • 知らぬが仏
  • 論より証拠
  • 虚栄の果て

作者が男性か女性か判断がつかないような、そんな言葉の選び方だった。

さくさく読めて、面白かったです。

Nancy Drew Girl Detective #2 A Race Against Time を読んだ

A Race Against Time (Nancy Drew (All New) Girl Detective Book 2) (English Edition)

A Race Against Time (Nancy Drew (All New) Girl Detective Book 2) (English Edition)

 

 My name is Nancy Drew, and I've  always had this rule: If you're in the game, you play to win.

 That doesn't mean I'm cutthroat competitive. But it does mean that if I make a commitment, I'll see it through to the end.

■総語数:29,317

女子大生探偵のNancy、今回はチャリティ自転車レースでの事件に挑みます。突然連絡の取れなくなったボーイフレンド、消えたお金。レースに参加しつつ、果たしてNancyは解決できるのでしょうか?

今回から自分でこれは!と思った表現を手帳にメモしていくことにしました。以下その抜粋。

"And if I'm not mistaken, ~."

"Okay, correct me if I'm wrong, ~."

私の場合は"If I remenber collectly"と始めることが多いので、バリエーションを増やす意味で。

"Contrary to public opinion, ~."

"Just tell me that much."

この辺も会話に使えそう。

No matter what time of the year, this room could transport you to paradise.

気持ちよさそうな表現。

"Yes, I know he's had some financial problems lately. Haven't we all!"

最後の一言がなかなか言えそうにない。

村上沙耶香『コンビニ人間』(2016)を読んだ

予約でなかなか借りることができなかった本。ようやく借りることができました。

村上沙耶香『コンビニ人間』を読んだ。

コンビニ人間

コンビニ人間

 

コンビニエンスストアは、音で満ちている。客が入ってくるチャイムの音に、店内を流れる有線放送で新商品を宣伝するアイドルの声。店員の掛け声に、バーコードをスキャンする音。かごに物を入れる音、パンの袋が握られる音に、店内を歩き回るヒールの音。全てが混ざり合い、「コンビニの音」になって、私の鼓膜にずっと触れている。

何事にも”基準”を決めてもらわないと社会に適合できない恵子(36歳)は、コンビニ人間に生まれて(コンビニでアルバイトを始めて)18年になる。ある日、いつものように”コンビニの部品”が交換され、白羽(35歳)がアルバイトで入ってくるのだが……。

社会を流れる空気を読み、それに沿ったものでなければ「異物」であり「どこかに欠陥がある」と認識する。

私たちはいかに生きていくべきか。

芥川賞らしく(?)考えさせられる作品だった。

特に、

就職か結婚

この二つの波に乗れるか乗れないかは大きい。

本来は、単なる選択肢であるはずなのだけれど。

システム手帳で快適生活

11月からシステム手帳を使っていて、その柔軟性にとても満足している。

これまではずっと綴じ手帳で、年ごとに選ぶ楽しみもあったのだが、既製品ではどうしても不便を感じるところが出てくる。

不要なページがあったり、反対にほしい機能がなかったり。

値段のこともあるので、少しためらう部分もあったが、思い切って買ってみました。

PLOTTERのバイブル、リングサイズ11mm。

持ち運べなければ手帳の意味がないと思っている私には、この軽量さがとてもいい。

マンスリーは当面使う月だけを真ん中に*1、ウイークリーは週間レフトタイプの左を右にもつけて*2左を日々の学習ログ、右を日記に。

気になった記事も縮小コピーをかけてファイルに挟めるし、上々だ。

今のところ、買い替えてすごくよかったと思っている。

*1:マンスリーを手帳のはじめにもってこなければならないなんて法律はないのだ!と気づいたとき、とてもうれしかった。

*2:手書きで日付を書くスタイル

Nancy Drew Girl Detective #1 Without a Trace を読んだ

前回に引き続き、Nancy Drew シリーズを読みました。

Without a Trace (Nancy Drew (All New) Girl Detective Book 1) (English Edition)

Without a Trace (Nancy Drew (All New) Girl Detective Book 1) (English Edition)

 

My name is Nancy Drew. My friends are tell me I'm always looking for trouble, but that's not really true. It just seems to have a way of finding me.

 Take last week, for instance. I arrived home on Friday afternoon from a volunteer luncheon and stepped into the house to hear the sound of shouting.

■総語数:31,338

出だしを引用してみました。本を選ぶ際の参考になれば幸いです。

さて、女子大生探偵のNancy Drew。今回は隣人トラブルの解決に乗り出します。

ズッキーニ荒らしの犯人を捜すことになったときには、読んでいて思わず力が抜けてしまいましたが(笑)、やっぱり面白い。

難易度も今の私に合っているせいか、ぐいぐい読み進めることができます。

シリアスな謎解きというより、地域コミュニティーでの人間関係にハラハラしたり、ほっこりしたりします。

寺村輝夫『消えた2ページ』(1970)を読んだ

児童文学というものを、久しぶりに読んだ。

消えた2ページ (フォア文庫)

消えた2ページ (フォア文庫)

 

ある日とつぜん、“逃げだせ王さま”のなかの2ページが、ある者の手で消されてしまった―。ある者とは?ナゾを追いつめる友太のまえに、こわい白目の少年が現れる。友太はふしぎな世界にはいりこんでいきます。あること、ないこと、みなはんたい―すべてがさかさまの『はんたい学』ってなんだ?君は、知りたくないか。

絵柄とも相まって、読み終わったときに、少しこわい話だなと思ってしまった。

けれども、私は知っているんだ。こわさは、わくわくの裏返しでもあること。

みたくないものは、みたいものでもあること。

フツウの読書には飽きた、小学校高学年から中学生ぐらいにはとてもいい本だと思う。

きょうの学級会ほど、へんな話し合いになったことはない。

という書き出しも、個人的には大変好きだ。

Nancy Drew Ghost Stories を読んだ

読書の秋ですね。

幸せなことに本がたくさんあるので*1、どんどん読んでいきたいところです。

さっそく、本を一冊読み終わりました。

Ghost Stories (Nancy Drew (All New) Girl Detective)

Ghost Stories (Nancy Drew (All New) Girl Detective)

 

"So what do you think, Nancy?

"Huh?" I blurted, nearly jumping out of my skin. "I mean, what?"

My dad chuckled as he escorted George, Bess, and me into our beautiful room at the Sakura Hotel in bright, bustling Tokyo. Bess Marvin and George Fayne, who were cousins, as well as my best friends, grinned and knowingly shook their heads.

■総語数:45,207

文を読んで感じる難易度には個人差があると思うので、本の最初の段落をそのまま引用してみました。参考にしてください。

女子大生探偵Nancyが身近に起きる怪事件を追います。

シリーズ化されていて、何巻も本が出ているようですが、今回はghostにまつわる話が4編収録されています。

どの話も面白かったのですが、やっぱり日本を舞台にしたmanga mayhemが印象に残りました。まさか忠臣蔵が出てくるとは…!

女子大生の生活が活き活きと描かれていて、飽きずに読むことができました。

以下、タイトルリスト。

  • manga mayhem
  • america's got terror!
  • visitor from beyond
  • carnival of fear

 

*1::-)